「自己分析にモチベーショングラフをおすすめされたけど、どうやったらいいんだろう?」
そんな疑問を持つ方へ、本記事ではモチベーショングラフを使った自己分析のやり方とメリットを解説します。
今すぐモチベーショングラフを使って自己分析ができるテンプレートと記入例も用意しています。
ぜひ一緒にやってみましょう!
※エクセル・PDFのテンプレートはこちらからダウンロード
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- 国家資格:キャリアコンサルタント保有
- 年収+160万の転職実績有り
- 営業歴15年の売込みのプロ
- 転職書籍20冊以上のインプット
- 30以上の自己分析診断ツールを利用
モチベーショングラフとは?
モチベーショングラフとは、就職活動などの自己分析でよく使われる手法の1つです。
横軸を年齢、縦軸をモチベーションの度合いとし、これまでの人生のモチベーションの変化をグラフで表現します。
作成したグラフをもとに「どんなときやりがいを感じていたか」「やる気を失っていたのはどんなときか」など、具体的な出来事から人生を振り返ります。
モチベーションを軸にこれまでの経験を振り返ることで、あなたならではのモチベーションが上がる要因(モチベーションの源泉)を見つけられるのです。
社内研修でも使われるなど、自己分析に効果的と考えられています!
モチベーショングラフを作るメリット・目的
モチベーションの変化をグラフで表現することで、自身の経験を客観的に振り返ることができます。
さらに経験や出来事の詳細にも着目するため、具体的な根拠をもとにあなたならではのモチベーションが上がる要因(モチベーションの源泉)を明らかにできるのです。
どんな良い面があるのか、詳しく解説していきます
①自己理解を深める
モチベーショングラフは自己分析のツールであり、目的は自己理解です。
グラフの中で、モチベーションが下から上に登り始める部分に着目すると、あなたならではのモチベーションが上がる要因、つまり「モチベーションの源泉」を見つけることができます。
例えば私の場合、左から3つ目の上昇ポイントに注目すると「尊敬できる上司のもとで働くこと」がモチベーションの源泉だということがわかります。
私がモチベーション高く仕事を頑張るためには、尊敬できる上司のもとで働くべきということです
価値観・強みの分析は、志望先の決定や、志望動機などエントリーシートの作成に不可欠のため、就活や転職の場面にうってつけの分析手法です。
仕事で困難にぶつかったときやキャリアを見つめ直す場面でも効果的ですよ!
②就活や転職の面接で使える経験を探す
モチベーショングラフでは、グラフを書くだけでなく、モチベーションが上がるきっかけとなった経験やそのときの状況を詳しく振り返ることでモチベーションの源泉を探っていきます。
経験を振り返って棚卸しすることで、これまでに意識していなかったアピールすべきイベントが見つかることもあります。
具体的な根拠と結びついた、説得力の高いアピールになります!
モチベーショングラフの作り方と記入例
モチベーショングラフの作り方には大きく5つのSTEPがあります。
ここから記入例とともに詳しく説明します。テンプレートをダウンロードしてやってみましょう!
①縦軸と横軸を書く
まずはグラフのベースとなる縦軸・横軸を記入します。
- 縦軸
- モチベーションの度合い(-100%~100%)
- 横軸
- 年齢(0歳~現在まで)
自己分析まにあのテンプレートには最初からついていますよ
②モチベーション曲線と関連する出来事を書く
年齢ごとにモチベーションがどう変化したかをグラフで表現していきます。
パワポ・エクセルのテンプレートを使用する場合は、表にモチベーションの数値をいれると自動でグラフに反映されます
そしてモチベーションが高いときや低いとき、変化した部分に注目し、周りのスペースに関連する出来事や経験を書いていきましょう。
低いところから上がった要因は特にしっかり掘り下げましょう!
③思考・感情・行動・状況を書く
関連する出来事・経験は、できるだけ詳しく思い出して書きましょう。
下記のポイントに、あなたの「モチベーションの源泉」につながる要素が含まれているはずです。
- 思考
- 自分はどんなことを考えていたか
- 感情
- 自分はどう感じていたか
- 行動
- 自分はそのとき何をしたか
- 状況
- 周りの人や環境はどうだったか
記入例で赤字のところが思考や感情を追記した箇所です。自分や周りの状況について、バランスよく振り返ってみてください。
④モチベーションが上がる要素を探す
全ての出来事から考える必要はありません。
特に大事だと思うエピソードや、複数のエピソードに共通している要素に着目すると探しやすいです。
モチベーションが低いところから回復した要因には、特に注目です
私の場合、モチベーションが低かった時期は3つあります。
中でも1番最近の30歳のときは、希望の転職が叶ったものの、配属先の上司を好きになれず苦戦してました。
モチベーションが回復した要因は別の尊敬できる上司に変わったことです。
ここから私のとって「尊敬」がモチベーションを上げる大事な要素だとわかります
⑤モチベーションの源泉を言語化する
できるだけ簡潔な言葉にまとめてください。
面接では相手に伝える必要があるため、わかりやすさが重要です。
1つに絞る必要はありませんが、複数ある場合は重要度で優先順位をつけるなど自分なりに整理しておきましょう。
私の場合、モチベーションが上がる要素は「自由」と「尊敬」の2つです。
尊敬できる先輩や上司は、仕事の面で尊敬できたのに加えて私に権限を委譲し仕事のやり方を任せてくれたことが大きなポイントでした。
尊敬できる先輩や上司のもと、「この人のようになりたい」と思いながら自分なりに創意工夫していく過程でモチベーションが上がっていったと思います。
ここから私のモチベーションの源泉は「自由と責任のもとで成長を実感できること」だと考えました。
自分にとってしっくりくる言葉を探してみてください
モチベーショングラフ作成のテンプレート
モチベーショングラフ作成にあたって使いやすいテンプレートをご用意しています。
ファイル形式ごとに3種類あります。
ご自身が使いやすいものを選んでダウンロードしてください。
パワーポイント形式(ppt)
エクセル形式(excel)
PDF形式(pdf)
PDFは印刷し、手書きで作成してください
モチベーショングラフが書けないときの対処法
モチベーショングラフは、自分の経験をもとに分析するため「いいエピソードがない」「キーワードが浮かばない」など悩みにぶつかる人も多いです。
いい分析ができれば深い自己理解につながるのは間違いありません!うまくいかないときは以下の方法で対処してみましょう。
①思いつくことはなんでも書く
エピソードが浮かばないときは、「面接で使えるか」は一旦気にせず、数を出すことだけ意識してみましょう。
書類や面接でどのエピソードを使うかはあとから絞れば問題ありません。
思考・感情・行動・状況の洗い出しも、モチベーションに関わるかどうかは一旦判断せず、その出来事の具体的なシーンについて思い出せるだけたくさん書き出してください。
自分では意外に思えることから自己理解につながることが多いですよ!
②友人や家族に見せてみる
特に幼少期のことは自分で覚えていないことが多いですし、自分の視点と周りの視点では見えるものが違う場合もあります。
モチベーショングラフを見せて具体的な経験について聞くか、「小さい頃どんな子供だった?」「何に夢中になっていた?」「こだわりや大事にしてることって何だと思う?」など、いろんな角度から質問することで考えるヒントが得られるでしょう。
私も今回家族にヒアリングしてみました。照れくさいですが改めて発見がありましたよ
③キャリアアドバイザーに相談する
「イマイチ納得感がない」「もっと掘り下げたい!」という場合は、プロのキャリアアドバイザーにサポートしてもらいましょう。
キャリアについてアドバイスしてくれるサービスは大きく2種類あります。
- 転職エージェント
- 企業から報酬をもらって転職希望者をサポート
- 有料のキャリアコーチング
- 相談者から費用を受け取りキャリアの相談を受ける
モチベーショングラフなどを使って深い分析をサポートしてもらうには、じっくり話を聞いてもらえるキャリアコーチングをおすすめします
転職エージェントは無料で相談に乗ってもらえますが、企業から報酬をもらっているため、転職先の紹介が中心になります。
一方で、有料のキャリアコーチングの場合はあなたから報酬を受け取るため、100%あなたの為のアドバイスがもらえます。
プロの「コーチ」として、コーチングスキルを活用し、あなたの思考をうまく整理してくれるでしょう。
ただし、そんな有料サービスも初回無料でお試しできます。
コーチング未経験の方は、無料体験だけでも受けてみることをおすすめします。
僕も初回サービスを受けましたが、向いている仕事もアドバイスをもらえて働き方を改善するきっかけになりました。
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モチベーショングラフについてのよくある質問
- 就活の面接でモチベーショングラフの提出を求められたらどうしたらいい?
-
目的が自己理解の場合と、自己アピールの場合とではモチベーショングラフの書き方は少し変わります。
自己理解のためのモチベーショングラフはありのままを書いてOKです。
自己アピールを目的とした場合は、志望動機や自己PRの内容から逆算し、説得力を出す根拠としてモチベーショングラフを作りこんでください。
ゆーさん根拠になる情報を書くと同時に、理解を妨げてしまうような情報は省くようにしましょう
- モチベーショングラフは社会人もやるべき?
-
就活生がよくやる自己分析というイメージがあるかもしれませんが、社会人になってから再びモチベーショングラフに取り組むことにもメリットがあります。
社会人がモチベーショングラフに取り組むメリット- 社会人経験を振り返れる
- 社会人の視点があることで、学生時代より的確な分析ができる
- 仕事へのモチベーションや強みを再発見でき、キャリアを考えるヒントになる
ゆーさん転職するしないに限らず、自分のキャリアについて考える機会をもつことは大事です
まとめ|モチベーショングラフは自己分析の定番
モチベーショングラフは就活や研修などさまざまな場面で活用される鉄板の自己分析ツールです。
経験は年齢とともにどんどん増えていくため、社会人になってからの定期的な振り返りに活用するのもおすすめです。
自分自身を題材にする分、納得感のある自己分析につながる強力なツールではありますが、1人でやると煮詰まってしまうことも少なくありません。
周りの人やキャリアアドバイザーの助けも借りながら、自己理解に活用してみてください!
ゆーさん >>詳細プロフィールをみる
- 国家資格:キャリアコンサルタント保有
- 「自己分析まにあ」の運営者
- 年収+160万の転職実績有り
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