自分史って名前は聞いたことあると思いますが、作ったことがある人は少ないと思います。
自分史とはこれまでの自分の人生を振り返り、歴史の年表のようにまとめたものです。
就活や転職活動の際、自己分析のフレームワークとしてよく使われます。
しかし「年表にできるほど大した経験なんてない…」「何を書いていいのかわからない」と悩む人も多いです。
この記事では自分史を使った自己分析のやり方をテンプレートと私の記入例を使ってわかりやすく解説します。
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歴史と聞いて身構えなくても大丈夫です。一緒にやってみましょう!
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- 30以上の自己分析診断ツールを利用
自分史を使った自己分析とは?
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- 人生レベルで選択や行動の軸となっている自分の価値観
- これまでの経験の中で発揮されてきた自分の強み
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自己分析の基本は、過去の経験を振り返り価値観や強みにつながる共通点を探すことです。
過去から順に人生を振り返る自分史は、自己分析の中でも最も基本的なやり方の1つといえます。
しかしいざ取り組んでも「人生の中の出来事・経験って具体的に何を書けばいいの?」と迷うかもしれません。
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自分史で何を自己分析したいか、目的を押さえると何を書くかはっきりしますよ!
自分史を使った自己分析の目的・メリット
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効果的に自己分析するためには、自分史を何のために書くのか(目的)を意識することが重要です。
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自分史を使った自己分析の目的・メリットを解説します
①自分らしさや価値観がわかる
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自分史では複数の経験をもとに自己分析を行います。
「昔から人と話すのが好きだった」「絵を描いたりものづくりが得意」など、自分の価値観・強みは成長してもあまり変化しません。
幼少期の経験など自己PRに使いにくい経験もありますが、まずは自己PRを意識しすぎず、素直にさまざまな経験を振り返ることで自分の軸となる強みや価値観を発見できます。
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自分がどんな人間か・どんな強みがあるかわかると、企業選びの軸にできますね
②ESなど書類や面接で使える
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自分史は自分の強みや大事にしていることを具体的なエピソードから見つけます。
経験を深く掘り下げるため、そのまま選考時の自己PRの根拠としても使える可能性が高いです。
ただし経験を書き出す際に「選考に使えるかどうか」を意識しすぎる必要はありません。
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主張と根拠としっかり結びついた説得力のあるアピールになりますよ!
自分史を使った自己分析のやり方・テンプレート
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自分史を使った自己分析を実際にやってみましょう。
記入例とともにやり方を解説します。
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①フォーマットを用意する
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自分史は自分の経験と深くひもづく強みや価値観の発見するためのツールです。
決まったフォーマットはありませんが、自己分析の目的を達成するために以下のポイントを押さえておきましょう。
- 自分の人物像や性格がわかる経験を年代別に思い出せる
- 経験の背景を詳しく掘り下げられる
- 複数の経験から共通する価値観や強みを発見できる
ここからは自己分析まにあオリジナルのフォーマットを使って進めます。
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ダウンロードしてやってみましょう!
②印象に残った経験を洗い出す
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年代ごとに自分の強みや価値観があらわれている出来事や経験を書き出します。
「頑張ったこと」「楽しかったこと」「悲しかったこと」など経験を思い出すための観点はいろいろあります。
感情が動いたことや印象に残っている経験を選んで書きましょう。
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印象に残る経験がたくさんある場合は枠を増やしても構いません。
ポジティブな経験・ネガティブな経験と枠がありますが、ネガティブな経験は無理に出さなくても大丈夫です。
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PRに有効なすごい経験でなくて大丈夫です。自分の感情が動いた経験を書き出しましょう
③経験の背景と感情を書き出す
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経験の背景をそれぞれ詳しく深堀りします。
価値観は感情と深く結びついています。
感情がどう動いたのか・それはなぜだったのかという観点で経験を深堀りしましょう。
- どのように感情が動いたか
- 感情が動いた理由となる背景
- 環境(周りの人や状況はどうだったか)
- 行動(自分が何をしたか)
- 思考(どのように考えていたか)
- 結果(どのような影響や結果が生じたか)
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- 小学校で空手を頑張っていた経験
- 感情:強くなることが楽しい
- 背景:空手の先生が魅力的な人で先生のようになりたいと思っていた
- 営業職として交渉力を身につけた経験
- 感情:負けたくない・自信を持ちたい
- 背景:遊んでばかりの大学生活から状況が変化 先輩たちのようになるため変わらなければならないと思った
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経験すべてを深堀りする必要はありません。経験を1つ深堀りできたら次のステップに進んでも大丈夫ですよ
④大事にしている価値観を言語化する
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深堀りした情報を踏まえ、当時の自分が大事にしていたこと(価値観)を言語化しましょう。
同じ状況で同じ経験をしても、すべての人が同じ感情を抱くとは限りません。
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「大事にしていたことなんてない」と感じても大丈夫です。
普段から何かを意識的に大事にしている人はそれほど多くないでしょう。
むしろ自分が無意識のうちに大事にしていたものが何かを考えてください。
- 小学校で空手を頑張っていた経験
- 感情:強くなることが楽しい
- 背景:空手の先生が魅力的な人で先生のようになりたいと思っていた
- 価値観:尊敬する相手に自分が近づけるのが嬉しい
- 営業職として交渉力を身につけた経験
- 感情:負けたくない・自信を持ちたい
- 背景:遊んでばかりの大学生活から状況が変化 先輩たちのようになるため変わらなければならないと思った
- 価値観:負けず嫌い・尊敬できる人に認められるのが成長のモチベーション
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頑張って意識せずともついつい大事にしていることは、自分ならではの強みにもつながりますよ!
⑤全体を見渡し、軸となる価値観や強みを言語化する
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経験の深堀と価値観の言語化は、できる限りたくさんの経験についてやっておきましょう。
複数の価値観を並べると、共通するものや価値観の中でもより優先度の高いものが見えてきます。
価値観の中から自分の特長といえるものが見つかったり、強みとできる思考・行動の癖も見えてくるでしょう。
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- 軸となる価値観
- 尊敬できる(好きな)人と仕事がしたい
- 自分の強み
- 好きなことなら楽しんで努力できる
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私の場合は自分が成長できた経験や、逆に頑張れなかった経験に共通する要素から価値観・強みを発見できました!
自分史を書くときのポイント・注意点
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自分史での自己分析を効果的にするために、取り組む際注意すべき点がいくつかあります。
自分史の自己分析がうまくできない・難しいと感じる場合は、以下のポイントを守れているかチェックしてみましょう。
①飾らずありのままを書く
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自己分析のフェーズと、自己PRの表現を練るフェーズは分けましょう。
自分史は自分らしい価値観や強みを見つけるツールです。
人に見せるものではないので、事実や感情はありのままに書く方がよい分析になります。
価値観や強みを言語化した後で、自己PRに使える表現やエピソードを探すほうが探しやすく、伝わりやすい自己PRになるでしょう。
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分析の段階では、客観的に見るとすごいと思えない経験でもOKです
②自分の感情が動いたことにフォーカスする
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「自分の感情がどう動いたか」と「それはなぜか」にフォーカスして振り返りましょう。
同じ状況で同じ経験をしたとしてもどう感じるかは人それぞれです。
自分らしい価値観・強みを発見するためにも、素直な感情を言語化してみましょう。
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いったん自己PRとは切り離して、素直に言語化しましょう
③完成よりも分析・考察を重視する
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自分史作成の目的は完璧な年表づくりではありません。
年表はあくまで過去の経験から本質的な価値観や強みを発見するための手段です。
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枠がすべて埋まらなくても大丈夫です。深堀と言語化のプロセスを大事にしましょう!
自分史を使った自己分析を活用するポイント
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自分史を使った自己分析を活用することで、分析をさらに深めたり、就活や転職活動の自己PRに応用したりすることが可能です。
効果的に活用するためのポイントを3つ解説します。
①ほかの自己分析手法とも組み合わせる
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自分史は自己分析を助けてくれるフレームワークの1つです。
フレームや問いが変わるとまた違った側面が見えてきます。
ほかの自己分析のフレームにはマインドマップ、モチベーショングラフ、SWOT分析などがあります。
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テンプレートや記入例付きで解説しています
より簡単な深め方としては、さまざまな自己分析ツールの結果と照らし合わせてみるのもおすすめです。
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自己分析まにあでは30以上の自己分析ツールをレビューしています。無料とは思えないほど高品質のツールがたくさんありますよ!
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②エントリーシートなど自己PR用にカスタマイズする
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自分史をカスタマイズすることで志望動機や自己PRを作成できます。
根拠として自分史に書いたエピソードがそのまま使える場合もあります。
しかし、より効果的にアピールするためには、自分史で強み・価値観を見つけたあと、根拠として有効な経験やエピソードがほかにないか、再度経験の洗い出しに立ち返るとよいでしょう。
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分析のフェーズではありのままを書き出します。表現を練るフェーズでは伝わりやすさを重視してエピソードを選択しましょう!
③定期的に見返して更新する
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見返すことで自分が何を大事にしたいかを再確認できます。
見返すだけでなく再度取り組むと、違った経験や価値観に気づき、気づきがアップデートされるかもしれません。
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保存しておくと自分を見つめ直すツールとして長く活用できますよ
自分史の自己分析に関するよくある質問
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ESなど就活で自分史の提出を求められた!どう書けばいい?
選考書類として自分史を書く場合、自己PRが作成の目的になります。
自己分析の場合と違い、自分のどの側面を伝えたいかの狙いにあったエピソードを選ぶようにしましょう。
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自己分析を土台としつつ、見た人にあなたの魅力が伝わるよう工夫してください
自分史を書こうとしても、経験を思い出せない。どうしたらいい?
どうしても思い出せない時期がある場合、思い出せる範囲で取り組んでも問題ありません。
しかし幼い時期の経験もある方が、長く変わらない本質的な価値観や強みが見つけやすいです。
当時を知る家族や友人など周りの人に聞いたり、写真や文集を見返したりすると、思い出すきっかけが得られるかもしれません。
自分史を深堀りするコツは?
「経験は書けたけど、深掘りが難しい」と感じる人もいるでしょう。
深堀りする際は「どう感情が動いたか」と「それはなぜか」という、感情と背景に着目するのがポイントです。
また、大事にしている価値観は、無意識だったり、自分にとっては当たり前すぎたりする点が言語化を難しくしています。
自己分析の段階では「たいしたことじゃない」と切り捨てず、思いつくことはどんどん書き出すことを重視しましょう。
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自分では何も思いつかない場合は、プロのアドバイザーや周りの人の力を借りるとよいですね
まとめ|自分史で楽しく自己分析しよう
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自分史は比較的自由に経験を振り返るため、難しさもありますがポイントさえ理解すれば楽しく自己分析できるツールです。
自分の経験を材料にしているため、しっかり掘り下げれば自分ならではの本質的な価値観や強みに気づけるかもしれません。
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じっくり自己分析したいときぜひ活用してください
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