強み・弱みを考えるのは自己分析のなかでも苦手に感じる人が多い難しいポイントです。
しかし、企業が採用するときに重視しているポイントなので、書類選考や面接に向けてしっかりとした準備が必要です。
- 「そもそも自分に強みなんてあるのかな…」
- 「強み・弱みの見つけ方がわからない」
- 「弱みを面接で伝えるとき、不利にならないためにはどうすれば?」
結論、心配いりません!
どんな人でも必ず強みを持っています!
この記事では、あなたの魅力が伝えられるように強み・弱みの自己分析に関する疑問にお答えしていきます。
強み・弱みを見つける自己分析の方法5選
強み・弱みは、自分の過去の具体的な経験やエピソードから探していくのが基本です。
いくつかやり方はあります。自分が考えやすい方法をとっかかりにして過去を思い出してみましょう。
手軽な方法から紹介していきます!
①自己分析ツールを活用する
自己分析ツールでは、質問に答えていくだけで自分の強みや弱みがわかります。
選択式の質問に直感で答えていくだけであなたのことを分析してくれます。
診断ツールで気軽に客観的な強みや弱みを診断可能です。
30以上の自己分析ツールを受けている自己分析まにあのおすすめツールはこちらです!
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ツール | コンピテンシー診断 | 適職診断テスト | キャリア診断 |
診断内容 | 適職・強み 人間関係など | 適職・性格 行動特性など | 適職・強み 想定年収など |
メリット | ストレスなく活躍 できる働き方がわかる | 選考書類が どんどん埋まる | 活躍できる 仕事がわかる |
デメリット | 診断時間約20分 | 診断結果が 9種類 | iOSとAndroidのみ (PCの登録不可) |
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これら6つのことを、A4用紙がびっしり埋まる圧倒的ボリュームで解説してもらえます。
- マネジメント資質
- マネジメント能力の高さ
- パーソナリティの特性
- 持っている能力の特性
- 職務適正
- 適性が高い職種と低い職種
- 上下関係性
- 相性の良い上司・部下
- ストレス要因
- ストレスを感じやすい活動や条件
- 共感スキル
- 相手の気持ちの共感スキル
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②自分をよく知る人に聞いてみる(他己分析)
他者に自分について分析してもらうことを「他己分析」といいます。
家族や友人、職場の同僚など、周りから客観的な意見をもらえると自己理解が進みます。
自己分析に煮詰まったときは、「私の強みってなんだと思う?」など周りに聞いてみると発見があるかもしれません。
他己分析に活用できる診断ツールをご紹介します
ビズリーチの「シゴト観診断」には「自己診断」と「他己診断」があります。
- 選択式の質問で知人にあなたを診断してもらう
- 全45問、約5分でできる診断
- MAX5人まで診断してもらえる
- MIN2人に診断してもらわないと結果がでない
周りから見た自分って意外とわからないですよね。手軽に他己分析ができておすすめです!
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③モチベーショングラフを書く
過去の自分を振り返り、満足度やモチベーションの変化を時系列で表現したグラフ
自己分析の鉄板のフレームワークの1つです。
縦軸をモチベーションのプラスマイナス、横軸を年齢にして、時系列での気持ちの変化を表現してください。
「モチベーションが高いときの環境・行動」はあなたの強みにつながっている可能性が高いです。
また、落ち込んだところから上昇に転じたきっかけを探ると、どんなときにモチベーションが上がるのかがわかります。
私は尊敬できる上司と働いているかどうかでモチベーションが大きく変わることがわかりました。
④マインドマップで洗い出す
1つのキーワードに対して思いつく関連ワードをひたすら洗い出すワーク
自己分析に限らず情報整理に使える方法で、正しいかどうかは気にせず思いついたことをとにかくたくさん書き出すことがポイントです。
- 職務実績
- これまで経験を積んだ仕事
- 自己PR
- 職務実績から身に付けたスキル
- 強みや長所
- 仕事以外での実績
- 志望動機
- 職務実績や強みを活かせる理由
- キャリアプラン
- 現職に対する不満
- 企業・業界特有の魅力 ※企業分析
これらをマインドマップを使って深掘りしていくことであなたがやってきたこと、できることが明確になります。
マインドマップを使った自己分析を私が実践しています。具体的なやり方の参考にしてください。
⑤キャリアアドバイザーに相談する
- 転職エージェント
- 企業から報酬をもらって転職希望者をサポート
- 有料のキャリアコーチング
- 相談者から費用を受け取りキャリアの相談を受ける
じっくり自分と向き合うという観点では有料のキャリアコーチングをおすすめします!
有料のキャリアコーチングの場合はあなたから報酬を受け取るため、100%あなたの為にアドバイスをしてくれます。
ただし、そんな有料サービスも初回無料でお試しできます。
僕も初回サービスを受けましたが、向いている仕事もアドバイスをもらえて働き方を改善するきっかけになりました。
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企業が強み・弱みを知りたい理由
そもそも企業はなぜ選考で「強み」「弱み」を確認するのでしょうか。
面接で的確に回答するために、質問の理由を知っておきましょう!
①あなたがどんな人かを知りたい
企業は採用に多大なコストをかけるため、少しでも長く働き続けられる人を採用したいと考えます。
一緒に働こうとしているあなたがどのような人かを知りたいと思うのは当然です。
あなたのことを知る手段として企業は必ず強みや弱みに関する質問をします。
そうすることであなたの個性や人柄をはかろうとしています。
「弱みはない」など嘘はいわないほうがいいですね
②自社とマッチするかを確認したい
今欲しいと思っている能力をあなたが強みとして持っているか、必須スキルが苦手な人材ではないかが知りたいと考えています。
また自社の組織風土に合い、長く働き続けられそうかも見極めのポイントです。
企業がどんな人を求めているかは「求める人材像」や「募集要項」に記載されています。
応募企業のホームページなどをしっかり確認しましょう!
③貢献意欲・成長意欲があるかを確認したい
強み・弱みそのものも大切ですが、もっとも求められているのは「強みを活かしてどう活躍できそうか」です。
どんな強みがあったとしても、応募企業で活かせなければ意味がありません。
また弱みは自覚した上でどう対処してきたかというエピソードも企業側が聞きたい重要な話の1つです。
その企業の中でどう貢献・成長していくか、具体的にイメージを添えて伝えるのがポイントですね
自己分析で強み・弱みを考えるときのポイント
面接官の質問の意図を踏まえ、的確に回答していくためには、どんなことがポイントになるでしょうか?
強み・弱みを考える上でのポイントを5つ解説します。
①具体的な経験やエピソードから考える
「あまり経験はないけど実は〇〇が強みです」といっても説得力はありません。
これまでの具体的な経験で、あなたが発揮してきたものの中に強みがあります。
経験を洗い出して強みとしてアピールできることを事前にしっかり考えておきましょう。
モチベーショングラフやマインドマップで洗い出すと効果的ですね
②強みと弱みが矛盾しないようにする
強みと弱みはセットで考え、2つを並べたときに矛盾がないかチェックしましょう。
- 「丁寧で慎重に対応できること」が強みなのに「細かいミスが多い」
- 「誰とでも打ち解けるコミュニケーション力」が強みなのに「〇〇な人が苦手」
強みと弱みに矛盾があるような回答は、どちらが本当なのか面接官に不信感をあたえ、「自己理解ができていない人」と判断されます。
おおらかな人は詰めが甘かったり、几帳面な人は融通が利きづらかったりと、強みと弱みは表裏一体ながことが多いです。
③企業が求める人材像とマッチするかを確認する
人は多面的です。強みや弱みは1つではなく、誰しも複数もっているものです。
企業の「求める人材像」や募集要項の必須要件・歓迎要件をしっかり読み込み、応募企業にマッチしそうな強み・弱みを選んでアピールしましょう。
アピールにつながるエピソードを考えることが大切です!
④キーワードで表現する
強み・弱みはキーワードで表現できるようにしましょう。
特に強みは「〇〇力」「〇〇スキル」など能力・スキルとして表現することをおすすめします。
- ヒアリング力
- 提案力
- 分析力
- 実行力
面接官の話し合いでも「〇〇力の佐藤さん」というように話題にも上がりやすくなります!
⑤強みの活かし方・弱みの改善策を考える
企業が知りたいのは「あなたが自社でどのように貢献できるのか」です。
応募職種に合わせて、強みをどう活かすのか、そして弱みはどうカバーしていくのかを具体的に説明できるよう準備しましょう。
「実際に貢献できそうだ」と思ってもらう根拠となります。
弱みは誰もが持つものなので、素直に伝えて問題ありません。
ただし「〇〇の場面ではこのように乗り越えた」という実績をセットで用意し、改善能力があることを伝えましょう。
弱みは強みと表裏一体。強みとして活かせる場面も想定しておくといいですね
面接でアピールしやすい強み・弱み一覧
どのような強み・弱みを面接でアピールすべきか、具体例をいくつかご紹介します。
なお、強みは大きく3種類に分類できます。
- ポータブルスキル
- 業種・職種を問わず活かせるスキル(マネジメント力、提案力など)
- テクニカルスキル
- 業種・職種に特有の専門的なスキル(ITスキルなど)
- ヒューマンスキル
- 人柄や性格などの人間性
転職の場合はそれまでのキャリアで培ったポータブルスキル・テクニカルスキルで回答するのが基本です。
どちらも応募先で活かせるほどのスキルレベルにないという場合は、ヒューマンスキルでアピールしましょう。
それぞれのパターンで具体例を解説します。
①ポータブルスキル・テクニカルスキルで答える場合
応募企業・応募職種で求められるポータブルスキル・テクニカルスキルがあればアピールしましょう。
募集要件次第ですが、ポータブルスキルはさまざまな業種・職種でアピール可能です。
テクニカルスキルで求められる条件を満たしている場合はしっかりアピールしましょう。
もしテクニカルスキルが不足する場合は、弱みとして今後の改善方針を示せるといいですね
②ヒューマンスキル(人間性)で答える場合
ヒューマンスキルの場合は強み・弱みが表裏一体となります。
セットで語ると矛盾がなく回答に一貫性がうまれるのでおすすめです。
弱みが致命的でないか、改善可能かどうかは要チェックです!
面接で好印象を与える!強み・弱みの回答例
面接で強み・強みを聞かれた際は、質問の意図を踏まえ以下のように回答します。
まず「私の強みは〇〇です」と簡潔に結論を述べます。
なぜそれが強み(弱み)といえるのかを裏付ける根拠として、具体的なエピソードや実績を説明します。
採用後に活躍できるイメージを持ってもらうため、強みであれば応募先企業でどう活かすのか、弱みであればどう改善するのか(してきたのか)を具体的に述べます。
具体的な回答例をご紹介します
①強みの回答例
私の強みは関係構築力です。
営業職として、顧客にいきなり商品を売り込むのではなく、丁寧なコミュニケーションにより信頼関係を築くことを意識してきました。
ご来店いただくたびに記録を丁寧に残し、個々のお客様にあった接客や情報提供をすることで、相手のニーズに寄り添った期待以上のご提案ができ、その積み重ねで昨年度は営業所内で1位の売り上げを達成することができました。
徹底して相手に寄り添う姿勢を御社の〇〇でも活かしていきたいと考えております。
強みをひとことで簡潔に述べた上で、強みを裏付ける具体的なエピソードと実績を述べましょう。
実績は数字など客観的に表現できるものだとより説得力が増します。
最後に強みを応募企業でどう活かせるかにも言及しましょう。
応募先の企業の求める人材像とマッチしているかどうかのチェックも忘れずに!
②弱みの回答例
私の弱みは完璧主義なところです。
細部まで完璧にしようとするあまりスピード感が落ちてしまい他社から遅れをとってしまうことがありました。
優先順位を意識し、スピードが求められる場面では即座にご連絡するなどより広い視点でお客様第一を実現できるよう意識しています。
まず弱みと強みのあいだに矛盾が生じないよう注意してください。
その上で致命的でなく改善可能な弱みを選択して説明します。
具体的にどういったときに弱みが出てしまうのか、そして改善するために意識していることや工夫していることを説明しましょう。
自分の弱みをしっかり理解し、改善行動をとっていると高評価です!
まとめ|自己分析で強み・弱みを見つけよう
自分で自分の強み・弱みを知るのは大変ですが、探してみると意外といろんな強みがあるはずです。
ツールやフレームワークをうまく活用して、自分をいろんな面から分析してみましょう。
応募企業に合わせて効果的にアピールできるといいですね。
強みを活かしてあなたらしく働けますように!
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