マイジョブ・カードは厚生労働省がキャリア支援を行うためのツールとして作ったものです。
ジョブ・カードを作ることでこれまでの経歴を整理でき、これからのキャリアプランが明確になっていきます。
また履歴書や職務経歴書も自動作成できるので何度も書く手間がなくなるので就活や転職をされる方におすすめです。
この記事ではマイジョブ・カードの作成方法や無料で使えるマイジョブ・カードの自己分析診断ツールの紹介もしているのでご覧ください。
- 厚生労働省がキャリア支援を行うために作った
- ジョブ・カードは自己分析をするために使用できる
- キャリアコンサルタントの方にキャリアの相談ができる
マイジョブ・カードで自分を見つめなおしましょう
\これまでの経歴を整理できる/
マイジョブ・カードとは?厚生労働省が作ったサイト
- 厚生労働省がキャリア支援を行うために作った
- ジョブ・カードは自己分析をするために使用できる
- キャリアコンサルタントの方にキャリアの相談ができる
マイジョブ・カードは厚生労働省がこれからのキャリア形成や能力の証明書として機能するために作られたものです。
ジョブ・カードを作成する過程で自分と向き合い、これから先のキャリアについて考えることで自己分析ができていきます。
またジョブ・カードを使ってキャリアコンサルタントの方に相談しすることができるのでキャリアの悩みや不安がある方は利用してみましょう。
ジョブ・カードの作成過程で自己分析ができるのですね!
【体験談】実際にジョブ・カードを作ってキャリアコンサルタントと面談した人の口コミ
サイト運営者のゆーさんです。
私は現在キャリアコンサルタントの資格を取るために勉強中です。
それで職業訓練給付金をもらうためにハローワークでキャリアコンサルタントと面談をしました。
その時の感想をご紹介させていただきます。
- 面談時間
- 約1時間
- 事前準備
- 作成したジョブ・カードを印刷して持参
- 事前予約
- 下記サイトよりお住まいの自治体からネット予約をしてください
- 予約サイト 日本マンパワー予約サイト
- 面談に必要なものは予約画面から確認してください
都会ではない最寄りのハローワークでの面談だったため、ハローワークでの面談スペースはあまり綺麗といえる場所ではありませんでした。
推定50代のキャリアコンサルタントの男性と面談し、基本的には持参したジョブカードに沿って面談をしました。
ジョブカードをしっかり書いていて褒められたのが印象的です。
私は会社で営業系の仕事をしていますが、キャリアコンサルタントを取ったら人事系の仕事で活躍できるのではないか?むしろ会社の人事側からお呼びがかかることも少し期待していて、そんな声がかかったらどちらも魅力を感じるしどうするべきかを相談しました。
キャリアコンサルタントの方から明確に「会社の人事系の仕事で資格があるからと言って社内コンサルティングの仕事をさせてもらえるかと言ったら正直難しい。コンサルティング業務を会社内でやる場合は、基本的に外部に委託する。あなたが行きたいといえば人事部には入れるかもしれないが思い描いているようなコンサルティング業務はできないと思っていた方が良いよ。」と具体的なアドバイスがもらえました。
やはり国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を持つ人はキャリアの相談について的確に答えを出せる人なのだと痛感しました。
現在、資格取得に向けて勉強中ですが知識量はもちろん、相手の気持ちを推しはかる訓練をしているため、キャリアコンサルタントとの面談は非常に有意義なものだと感じました。
記事内でジョブカードを使ってキャリアコンサルティングを受ける方法を紹介してますのでぜひ、キャリアに困ったら相談してみましょう!
マイジョブ・カードの作り方
マイジョブ・カードの作成には学生用、在職者用、求職者用があります。
学生の方はこれまでのアルバイトやインターン大学で学んできたことを書き出して、自分の強みや今後していきたいことを作成しながら明確にしていきましょう。
詳しくはこちら≫学生用のジョブ・カードを作る
求職者の方は今までの経験から自分の強みや能力を書き出していつでも転職・就職活動ができるように作成しておきましょう。
詳しくはこちら≫求職者用のジョブ・カードを作る
今回は在職者用の作成方法を詳しく見ていきましょう
職務経歴シート(様式2)の作成
- 基本情報
- 会社名(期間)
- 職種
- 職務内容
- 学んだこと、得られたこと
ステップ1は職務経歴シートでこれまでのアルバイト経験や職歴を入力していきます。
業務内容や学んできたこと、得られた知識も振り返りながら記入していきましょう。
入力項目でわからない部分は記入例を見ながら記入できます。
仕事の部署や職務内容の変更ごとに記入しましょう
職業能力照明シート(様式3−1・3−2)の作成
<免許・資格>
- 基本情報
- 免許、資格の名称
- 取得時期
- 免許、資格の内容
<学習歴・訓練歴>
- 基本情報
- 教育、訓練機関名
- 学習期間
- 学習、訓練内容
ステップ2の職業能力照明シートではこれまでに取得してきた免許や資格を記入していきます。
取得した時期や取得理由も記入しておきましょう。
続いて学生時代から今までで学んできたこと、取り組んできたことを記入します。
記入例があるので思い出しながら書き進められます。
免許や資格は何年の何月まで記入するので少し大変です
キャリアプラン作成補助シートの作成(省略可)
- 基本情報
- A:キャリアの振り返り、仕事に対する価値観など(4問)
- B:自分の強みや弱み(3問)
- C:周囲からの期待
- D:これらかのキャリアプラン
ステップ3はこれまでの経験やスキルを整理していき仕事に対する価値観や自分の強みを明確にしていきます。
いつでも見直しや修正ができます
キャリア・プランシート(様式1−1)の作成
- 基本情報
- 価値観、趣味など
- 強み
- 今後やってみたい仕事
- これから取り組むべきこと
ステップ4では今後のキャリアプランを記入していきます。
ステップ3で記入していると転記できるので入力がスムーズです。
これまでの人生の整理と今後のキャリアプランを立てていくことで今何をすべきかが見えてきます。
マイジョブ・カードを作成しながらこれまでのキャリアを整理していきましょう
\これまでの経歴を整理できる/
マイジョブ・カードを作るメリット
1つずつ紹介します
①履歴書や職務経歴書ができる
マイジョブ・カードを作成する際にこれまでの経歴を入れておくことで履歴書や職務経歴書が自動作成できます。
就職や転職で必要になる書類なので何度も記入することなく手軽に作成できるのは便利ですよね。
自動生成を行った後に追記したい項目があれば自分で修正することも可能です。
自動生成を行う場合はアカウント登録が必要になります
②キャリアコンサルタントに無料でキャリア相談できる
マイジョブ・カードを作成するとキャリアコンサルタントの方と無料で面談ができます。
全国にあるキャリア形成・学び直し支援センターでは、60分間キャリアについての悩みや不安を相談することが可能です。
キャリアのプロの方に自分のモヤモヤを相談することでモヤモヤが言語化されていき、新しい価値観の気づきやこれからやるべきことが見えてくるので相談してみましょう。
キャリア形成・学び直しセンターがお近くになくても面談はオンラインでも受けられます。
土曜日も対応しているのが嬉しい!
③教育訓練給付金が受けられるようになる
働きながらキャリアアップや転職のために資格取得などを行うと教育訓練給付金を受けられる可能性があります。
給付額の大きい教育訓練を受けるにはマイジョブ・カードが申請時に必要になるので作成しておくのがおすすめです。
対象の職業訓練は約1,400講座あるのであなたのキャリアアップに役立つ資格が取得できます。
- 介護福祉士
- 看護師
- 歯科衛生士
- 大型自動車第一種、第二種
- 簿記検定
- キャリアコンサルタント
職業訓練制度を利用できる条件や給付金額などは下記教育訓練給付制度のご案内のPDFをご確認ください。
お住まいの管轄のハローワークで申し込めますが、キャリア形成・学び直し支援センターならオンライン面談も可能です。
給付金をもらうには面談したキャリコンからの承諾が必要なのでジョブカードはしっかり書きましょう!
マイジョブ・カードを作るデメリット
デメリットも紹介します
①作成書類が多くて大変
先ほどマイジョブ・カードの作り方を紹介しましたが記入する書類が多くて少し大変です。
- 職務経歴シート
- 職業能力証明シート
- キャリア・プラン作成補助シート(スキップ可能)
- キャリア・プランシート
記入する項目が多くてめんどくさいと感じてしまうかもしれませんが、アカウント登録をしておくと入力途中で保存しておけるのでスキマ時間に作成できます。
仕事しながら転職活動している人はなかなか時間が取れないのでアカウント登録がおすすめです
②認知度が低い
マイジョブ・カードは厚生労働省が普及に力をいれている書類ですが、実際には世間にはまだまだ浸透していません。
就活や転職活動でも選考用の追加書類として活用できますが、企業側に知られておらず違和感を与える可能性があります。
キャリアの棚卸しツールとしては便利なフォーマットなので早く普及して欲しいですね!
マイジョブ・カードでできる3つの自己診断
私の診断結果と共に紹介します
①興味診断
- あなたの興味や関心に合うタイプがわかる
- タイプに合う仕事や具体的な職業がわかる
興味診断では実際に仕事に就けるかは関係なく純粋に興味・関心のある仕事を選択していくことであなたのタイプが診断されます。
私は直感でやりたいなと思う項目を選択していったら芸術家タイプでした。
タイプに合った職業も診断されるので気になった職業は詳しく見てみましょう。
たしかに何かを生み出すことやアイディアを出すことが好きです
\あなたが何に興味があるの?/
②スキルチェック
- 自分の得意なこと、苦手なことがわかる
- 得意なことや苦手なことを回答した人の男女比や年齢がわかる
スキルチェックは仕事上で得意なことやうまくできる自信があるものを選択していき自分の強みを再確認できます。
私の得意とすることは「書類を書くこと」でしたが、同じように得意と回答した人の割合や男女比なども知ることができ面白かったです。
あなたはどんなことが得意ですか?
\苦手を知ってやらない道を選ぶのも有り!/
③価値観診断
- 働く上であなたが大切にしていることがわかる
- 自分の価値観の特徴やアドバイスがもらえる
仕事をする上で重視していることを選択していくことで仕事に対する価値観がわかる診断です。
仕事に対する価値観を理解することであなたに合った働き方を見つけることができます。
私は仕事もプライベートも大事にしたいので生活重視タイプ当たっています!笑
\大切にしたい価値観は?/
④その他おすすめの自己分析ツール
\役に立つ自己分析ツールTOP3/
順位 | |||
ツール | コンピテンシー診断 | 適職診断テスト | キャリア診断 |
診断内容 | 適職・強み 人間関係など | 適職・性格 行動特性など | 適職・強み 想定年収など |
メリット | ストレスなく活躍 できる働き方がわかる | 選考書類が どんどん埋まる | 活躍できる 仕事がわかる |
デメリット | 診断時間約20分 | 診断結果が 9種類 | iOSとAndroidのみ (PCの登録不可) |
登録要否 | 登録要 | 登録要 | 登録要 |
公式HP | 診断する | 診断する | 診断する |
関連記事 | 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 |
実際に30種類以上の無料診断を受けて役に立つものをランキングにしています。
マイジョブ・カード以外にも、おもしろくて転職に役立つ診断はたくさんあります。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
詳細記事 【無料診断】自己分析ツール・アプリ26選
また、有料だけどやる価値のある診断として「ストレングスファインダー」もおすすめです。
別記事で詳しく解説しているのでよろしければご覧ください。
登録なしのおすすめならこれ
様々な自己分析ツールを通して客観的に自分を理解しましょう
マイジョブ・カードの評判・口コミ
良い口コミと悪い口コミそれぞれ紹介します
マイジョブ・カードの良い評判
1年半前に書いたジョブカード。
— 田中みき|キャリアコンサルタント人事採用 (@carrier1up) April 8, 2023
見直して見ると随分現状と違った。
1年半でこれだけ経験したんだな、思考が変わったんだな、想いが深くなったんだな、ベクトルに変化があったんだなと、感慨深くなった。
振り返り大事☺️
厚生労働省が運営しているマイジョブカードを作成中。項目が多いけど、少しずつ自分がわかってくる感じがする。
— トワル@【23年宅建(みやざき塾・吉野塾)・FP2級絶対合格!】 (@yaaaaat) March 21, 2023
マイジョブカード!試しにオンライン上で使ってみました!オンラインだと様々なチェックリストや職業興味テスト、ライフラインチャートで自分の過去から今までを可視化できます!客観点視点から自己理解を深める事ができます!#マイジョブカード
— キャリアコンサルタントSAKURA (@SAKURA97367873) February 2, 2023
- マイジョブ・カードでキャリアプランを改めて再確認できた
- 作成は大変だけど自分自身を理解できている感じがする
- 自分を客観的に見ることができる
みなさん作りながら自己分析ができていますね
マイジョブ・カードの悪い評判
マイジョブカードと戦っております…。入力したデータが突然エラーで消えてしまうのは勘弁してほしい。
— いとぅあけみ (@doramusumeakemi) March 26, 2023
インスタの広告にマイジョブカードが出てきて
— ichiko1 T.I. (@ichiko1) March 21, 2023
いつの間にそんなシステムが。
便利なのかもしれないが、登録した情報が
漏れちゃったりしないんだろうか…
履歴書と職務経歴書を久々に準備するので、広告か何かで知った厚労省HPからオンライン作成。マイジョブカードから生成するってやつ。このマイジョブカードっていうの、普及しないね
— miho (@miho3783) February 28, 2023
- 入力中にエラーが出て突然データが消えてしまった
- 便利だと思うが情報が漏れたりしないか不安
- マイジョブ・カードはあまり普及していないイメージ
便利なのでたくさんの人にマイジョブ・カードを利用してほしいですね
マイジョブ・カードに関するよくある質問
マイジョブ・カードのよくある質問にお答えします。
ジョブ・カードは何のために作るものですか?
作成過程で自己分析ができるので就職や転職を考えている方におすすめです。
作成後にはキャリアコンサルタントに無料面談して悩みを相談することもできますし、職業給付金をもらうために作成することもあります。
マイジョブ・カードの自己診断は何がおすすめですか?
興味診断がおすすめです。
診断されたタイプからあなたに合った職業を紹介してくれるので、今まで詳しく知らなかった職業を知る機会になります。
詳しく調べていくうちにやりたい職業へと変わっていく場合もありますよ
マイジョブ・カードのアカウント登録はやるべきですか?
はい。
作成中のジョブ・カードの情報や登録した情報も振り返ることができるのでアカウント登録しておくことをおすすめします。
まとめ|マイジョブ・カードで国のキャリア支援制度を活用しよう!
- 厚生労働省がキャリア支援を行うために作った
- ジョブ・カードは自己分析をするために使用できる
- キャリアコンサルタントの方にキャリアの相談ができる
マイジョブ・カードを作成することでこれまでのキャリアの振り返りや今後のキャリアプランを考えることができ、自然に自己分析ができていきます。
作成後もキャリアコンサルタントの方に仕事の悩みや不安を相談したり、職業訓練で給付金がもらえるようになったりするので便利なカードです。
就職や転職を考えている方は自己分析をしながら作成してみましょう!
\これまでの経歴を整理できる/
ゆーさん >>詳細プロフィールをみる
- 国家資格:キャリアコンサルタント保有
- 「自己分析まにあ」の運営者
- 年収+160万の転職実績有り
- 転職書籍20冊以上のインプット
コメント
コメント一覧 (2件)
ただし、キャリア形成・学び直しセンターでは住んでいる地域によって給付金のための面談ができない場合もあるので直接問い合わせることをおすすめします。
→こちら、キャリア形成・学び直しセンターでオンラインでも行ってますよ。
こまち様
コメント及びご指摘ありがとうございます。
こちらの確認不足でした。ご連絡いただいた内容で修正いたします。
今後も何か問題点等お気付きの点がありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
引き続きよろしくお願いします。