「◯◯業界はやめたほうがいいのかな…」と不安に思ったことはありますか?
どの業界を選ぶかは、自己分析と同じく転職活動の成否を大きく分ける重要な要素です。
基本的には自分にあう業界を選ぶことが大切ですが、中には「やめたほうがいい」と言われる業界も存在します。
- 「◯◯業界はやめとけと言われるけど、なぜ?」
- 「転職しないほうがいい業界って存在するの?」
- 「転職しないほうがいい業界は具体的にはどこなのか知りたい!」
この記事でこうした疑問を解消して、後悔のない業界選択をしましょう。
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転職しないほうがいい業界は存在する?
「◯◯業界はやめたほうがいい」
そう言われる業界は確かに存在します。
そうした業界は絶対に選ばないほうがいいのでしょうか?
「◯◯業界だから絶対にダメ」とは一概には言えません。
「やめたほうがいい」と言われる業界でも、自分にはその業界が合っていたということもあります。
また企業ごとに違った特色もあるため「◯◯業界だからこの企業はダメ」とも言い切れないからです。
なぜなら業界の市場規模やビジネスモデルなどの業界構造が、年収や労働環境に大きく影響するためです。
例えば売上が景気に左右されづらく、ライバルが参入しづらい業界であれば、労働者の年収も確保しやすく年収が高くなります。
逆に参入障壁が低く価格競争が激しい業界では、企業は生き残りのために人件費などのコストを削らなければなりません。
その結果、業界全体が年収が低い・労働環境が厳しい状態におちいりやすいのです。
年収を上げたいなら、年収水準が高い業界を選ぶ必要があるということですね
年収のほか「事業に将来性があり年収アップが見込めるか」「働くことで人材としての市場価値が高まるか」なども業界によって大きく異なります。
転職しないほうがいい業界20選
「◯◯業界は転職しないほうがいい」といわれる場合、その業界は年収が低い・離職率が高い・将来性に期待できない・キャリアアップしづらいといった特徴があります。
ここから具体的に「転職しないほうがいい」と言われがちな20業界を取り上げ、なぜその業界は「転職しないほうがいい」といわれるのか詳しく解説していきます。
志望業界や今の勤務先は入っていますか?どのようなデメリットがあるのか把握しておきましょう!
①介護業界|給与水準低く人手不足
介護業界は高齢社会のため成長市場です。
しかしながら他業界と比べて年収が低く、精神的にも体力的にもハードな仕事のため年収アップを目指す場合はおすすめできません。
国も介護業界の待遇改善に向けて動き始めており、ここ数年離職率は意外と悪くありません。
今後の改善に期待しつつ、仕事内容など現場のリアルを理解した上で選びましょう
②ブライダル業界|労働時間が長い&市場縮小中
人生の一大イベントをサポートする大きなやりがい・責任がある一方で、年収はあまり高くありません。
土日祝は基本的に出勤、挙式の時間によっては朝早くから夜まで働く必要があるなど労働時間が長くなりがちです。
こうした理由で離職率が高い傾向にあります。
やりがいはありそうですが、かなり大変ですね
③飲食業界|残業や夜勤が多く薄給
飲食業界は競合がひしめく薄利多売ビジネスの代表格で、年収はなかなか上がりません。
夜間勤務が中心となり、正社員として働く場合は長時間労働になることを覚悟する必要があります。
離職率も全業界中1位。大変な業界であることは間違いないでしょう。
④旅行・宿泊業界|長時間労働&コロナ禍の影響大
2023年から海外の旅行客の受け入れが再開。市場としては復活傾向にあるようです
ただしホテルなどの宿泊業界は24時間営業でシフト制の不規則な勤務。土日祝や連休は繁忙期のため出勤が必須です。
カプセルホテル・ネットカフェ・民泊サービスなどの登場により価格競争も激しく、大変さの割に給与がよくない業界の1つです。
⑤小売業界|ネットショップの充実で実店舗の需要減
業態や企業によって待遇や市場動向に大きく差があります。自身が希望する業態についてしっかりリサーチしましょう。
業界全体としては、ネットショッピングの普及により実店舗の売上は減少傾向です。
消費税の増税・物価上昇による購買意欲の落ち込みの影響も受けています。
また業態によっては業務内容が単純な接客が中心になるなど、スキルが身につきづらい業界です。
⑥美容業界|競合他社が多く価格競争が激しい
美容業界は需要は安定していますが、店舗数はコンビニの4.5倍以上と言われ非常に競争が激しい業界です。
特に下積み時代は給与が低い傾向にあり、スキルを磨くため自主的に練習するなど長時間働く人が多いようです。
その結果若手の離職率が高くなっています。
熱意を持ってスキルを磨き続ると年収アップにつながるかもしれません。
⑦アパレル業界|販売ノルマが厳しい
アパレルの実店舗販売は、ほかの小売業と同じくネットショップの普及により縮小傾向です。
コロナによって外出機会が減ったこともアパレルの需要減少につながっています。
そんな厳しい市場動向のなか、販売の現場ではスタッフ個人に販売額のノルマが課されます。
決して多くはない給与から、自社商品を自分で購入してノルマ達成する人もいます
⑧娯楽業界|他業界でも活きるスキルが身につきづらい
ルーティンワークや単純な接客が業務内容である場合が多く、長く働いてもスキルが身につきづらい業界です。
異業種への転職やキャリアアップが難しいことは知っておきましょう。
⑨教育業界|少子化で需要減少
少子化で子どもの数が減っているため、教育業界の市場は今後縮小していくと考えられます。
自ら教えたい気持ちがある場合は、やりがいを感じられないかもしれません
生徒数目標といった数字に追われるなど業務量も多く、夜間の勤務が中心になるため長く働き続けにくい業界です。
⑩IT業界|下請け・ベンチャーは労働環境に注意
IT業界はおすすめの転職先とされることもある一方、「転職しないほうがいい」といわれることもあります。
確かに全体で見ると将来性があり、年収・離職率も悪くありません。
しかし、IT業界は建設業界・広告業界などと同じく「元請→下請け→孫請け」のピラミッド構造になっており、上流工程を担う大手企業と、下請け企業とで年収や労働環境に大きな差があります。
業界全体としては将来性はありますが、下流工程にあたるプログラミング・動作テストなどの業務はAIに代替されるリスクもあります。
ITの中でもベンチャーや下請け企業を選ぶならば、年収・労働環境・将来性いずれをとっても相当の覚悟が必要でしょう。
自己分析まにあとしてはIT業界自体はおすすめです。
ただし、上流工程の仕事に就けなければ激務薄給な可能性も高いのが実態です。
⑪出版・印刷業界|紙媒体の需要が減少
電子化の影響を受け、書籍・雑誌の売上は下がり続けています。
ただし、コロナ禍に電子書籍の需要が高まったこともあり、電子書籍を含めた市場規模は好転傾向にあります。
紙媒体中心のビジネスモデルから脱却できるかがポイントですね
⑫マスコミ・テレビ制作業界|テレビ離れとネット広告の台頭
マスメディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)はいずれも将来性が厳しい業界です。
SNSやネットで情報収集する人が増え、Youtube・Netflixなどの新しい動画配信サービスが登場したことで、テレビなどのマスメディアはあまり見られなくなっています。
年収水準は依然高いものの、将来的にその年収水準が保てるかはわかりません。
長時間労働が当たり前な過酷な環境でもあります
⑬広告業界|締め切りに追われ激務になりやすい
広告業界は激務な業界として有名です。
締め切り厳守でクライアントの要望に高いレベルで対応しなければならず、かつ複数のプロジェクトを兼任することが多いため、休日出勤や長時間労働が当たり前になっています。
忙しい分年収が高いイメージを持たれがちですが、高年収が得られるのは大手の代理店勤務の場合です。
一般的な年収よりも高いとは言え、下請の場合は激務な割に大手ほど高年収は得られません。
なくてはならない業界ですし、働くことで高いスキルや能力は身につきます。やりがいやスキルアップを重視する人には向いているでしょう。
⑭運送業界|人手不足で肉体的に過酷
ネットショッピングの拡大により、消費者の自宅まで届ける宅配市場は年々拡大しています。
またコロナ禍で落ち込んだ製造業の生産活動が回復しつつあり、原料などの物流量も増加中です。
ただでさえ長時間の運転や重い荷物の上げ下ろしなど体力が求められる仕事です。
そのうえ人手が足りない分、1人あたりの労働時間が長くなっており肉体的にかなり過酷といえるでしょう。
⑮建設業界|業界の慣行で休みが少ない
天候などによりスケジュール通り進まないこともあるなか、工期を守るための長時間残業や休日出勤は当たり前でした。
こうした業界の慣行や、体力的にもきついイメージから「建設業界の若手離れ」が問題となっています。
全体での離職率は低いですが、若手はまだスキルや経験が少なく給与が多くないため、若手人材が定着しづらい業界です。
市場規模は大きく安定した業界ではあります。2024年4月からは建設業でも「36協定」が適用されるため、改善に期待したいですね
⑯不動産業界|古い体質が残りノルマが厳しい
不動産業界はインセンティブで給与が決まる企業が多く成果主義です。
令和の時代でも体育会系の組織文化が色濃く残っており、目標未達だと上司から強く叱責されることもよくあります。
自動車、建設について市場規模は大きいですが、少子高齢化や人口減少の影響を受けて縮小傾向です。
結果を出せる人にとっては頑張りが年収に反映されるため、やりがいを感じるかもしれません
⑰金融業界|社内競争が激しい一方将来性に疑問
金融業界は営業ノルマが厳しい上、金融のプロとして常に勉強し続ける必要があります。
「安定している」というイメージが強いですが、AIやフィンテックといった新しい技術の登場により変化を迫られており、メガバンクでも将来安泰とは限りません。
実店舗を持たず利益率が高いネットバンクの普及もメガバンクや地銀にとっての大きな脅威となっています。
大変なわりに安定も得られないため、金融業界を避ける人は多いようです
⑱保険業界|少子高齢化で将来性厳しい
未婚率の上昇や子どもを持たない夫婦が増えたことで、保険のニーズは縮小傾向です。
少子高齢化・人口減少によって今後さらに市場は縮小すると考えられます。
各社で顧客を取り合うような状態の中、ネットで加入できる新しい保険サービスも伸びてきています。
ノルマ達成のため、自分自身も加入したり家族・友人を加入させたりするケースも多く見られます。
無理な勧誘によって人間関係を崩してしまうリスクもあるので注意しましょう。
成果を出せる人にとってはインセンティブがモチベーションになるかもしれません
⑲自動車製造業界|AIやロボットの普及で雇用縮小
また、自動車の生産はたくさんの下請け企業の存在によって成り立っていますが、下請け企業は単価や納期の交渉で不利なことが多く、労働環境が厳しい場合があります。
若者のクルマ離れによる自動車市場の縮小やグローバルでの競争激化が、下請け企業にも影響しより厳しくなる可能性もあるでしょう。
僕は自動車部品メーカー勤務で将来の不透明さをひしひしと感じています。日本メーカーのBEV市場は現状かなり劣勢だと思ってます。
⑳公務員|長時間労働&モチベーションが保ちづらい
原因としては長時間労働と、公務員ならではの組織文化が考えられます。
公務員は基本的に労働基準法が適用されません。
職場にもよりますが長時間労働が常態化していることがあります。
また挑戦による成果が評価されない・根回しの文化が強いなど、公務員独特の組織文化に馴染めずやりがいを感じられない人も多いようです。
年齢を重ねると公務員から民間への転職は相当厳しいです。注意しましょう
転職しないほうがいい業界の特徴
転職しないほうがいい業界には、年収が低い・キャリアアップしづらいなどのデメリットがあります。
ここでは転職しないほうがいい業界がもつ特徴を具体的に解説します。
①過酷な労働環境で離職率が高い
業界別にみると、離職率が最も高い「宿泊業、飲食サービス業」は25.6%、ついで「生活関連サービス業、娯楽業」は22.3%です。
平均のほぼ2倍ですね…
離職率が高い業界には、残業が多い・休日がとりづらい・メンタルが疲弊しやすいなど働き続けるのが難しい何らかの要因があります。
厳しい労働環境では心身の調子を崩しやすく、退職する人も多くなってしまいがちです。
離職率が高い業界は注意したほうがいいですね
②平均年収が低く頑張りが報われない
競合が多い業界では、企業は生き残るために薄利多売の戦略をとります。
人件費などのコストを削るため、いくらスキルを磨いても年収があまり上がらない・周りと比べて年収が低いという状況になりがちです。
激務であることも多く「こんなに働いてるのにこれだけしかもらえない」と感じる人が多いでしょう。
給与が上がらないとモチベーションも上がりづらいです
③業界の将来性が期待できない
AIなどの新しい技術の登場や、少子高齢化などの社会変化の影響で、将来的な市場の縮小が見込まれる業界も避けたほうがよいでしょう。
将来性が期待できない業界を選ぶなら、将来のキャリアチェンジも見越して行動することをおすすめします
④市場価値が上がらずキャリアアップしづらい
働いてもスキル・能力が身につかない、スキルが身についても他業界で応用できない業界も存在します。
また同じようなスキルを持った人材が転職市場に多いと市場価値は高まりません。
1社に長く勤め続けるとは限りません。どのようなスキル・能力が身につくかは大事にしたい視点です。
転職しない方が良い業界・転職で目指すべき業界
「やめたほうがいい業界が多すぎて、どの業界がいいのかわからなくなってきた」「デメリットの少ない、目指したほうがいい業界はあるの?」と不安になる人もいるかもしれません。
本サイトでは基本的に、成長産業かつ雇用条件が良い業界として無形商材を法人相手に扱う業界をおすすめします。
- 原価が低く在庫を持たないので利益率が高くなりやすい
- コンサル・システムなど形のない商材
- BtoC
- 個人の消費者を顧客とする事業
- 顧客から乱暴な対応・態度を取られることがある
- BtoB
- 企業などの法人を顧客とする事業
- 相手も企業の看板を背負っているため対応がまとも
具体的におすすめの業界をいくつか挙げておきますね
- SaaS業界
- IT業界(大手推奨)
- 人材業界
- 化学業界
- インフラ業界
- 食品業界
- 航空業界
- 海運業界
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自分にあった業界の選び方
条件の良い業界は目指す人も多いため、競争率が高い厳しい選考を勝ち抜かないと入社できません。
転職の場合、業界・職種未経験だと非常に厳しいです…
たとえ理想的な業界に入社できたとしても、不満が一切ない100点満点の職場は存在しません。
ホワイトな業界・企業でも「物足りない」「組織風土と合わない」といった悩みにぶつかることもあります。
逆に「転職しないほうがいい」と言われる業界でも自分の求めるものと合致していれば、やりがいを感じ、スキルアップ・年収アップも実現できるかもしれません。
自分にあう業界を選ぶためにやるべきことはこの2つです!
①業界研究をする
自分の知っている狭い範囲だけで受ける業界を決めてしまうのはもったいないです。
自分が知らなかった業界の中に、自分にあうところがあるかもしれません。
いろんな求人を見て、どんな業界なのかを市場規模や将来性といった観点で確認してみてください。
業界内の立ち位置などで企業ごとにも特色は違います。自分にあうかどうか、いろんな角度で調べましょう!
②自己分析をする
「年収も大事だし、やりがいもほしい。成長もしたいけどプライベートも大事だから休みはたくさん欲しい!」
そう思う気持ちも分かりますが、残念ながらすべてみたせる100点満点の職場はありません。
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転職しないほうがいい業界についてよくある質問
- 転職しないほうがいい業界の特徴は?
-
転職しないほうがいい業界にはこのような特徴があります。
転職しないほうがいい業界の特徴 - コロナの影響で今は転職しないほうがいい業界は?
-
旅行・宿泊業界、航空業界、飲食業界などはコロナの影響を大きく受けて業績が落ち込みました。
一方で今年度から海外からの旅行客の受け入れが再開するなど、コロナの影響から脱して持ち直している企業もあります。
ゆーさん自己分析まにあとしては「転職しないほうがいい」とまでは思わないです。ご自身でも調べたうえで判断してくださいね。
- 絶対に入らないほうがいい業界はある?
-
「絶対に入らないほうがいい業界」はありません。
転職におすすめの人気業界は競争率が高く、非常に狭き門のため、業界を絞りすぎると内定が得られない可能性があります。
「入らないほうがいい」と言われる業界でも、あなたが何を求めるか次第で「入って良かった」と思えるかもしれません。
ゆーさん自分の価値観や適性をふまえて、自分にあう業界を選択しましょう!
まとめ|転職しないほうがいい業界には理由がある
どの業界を選ぶかで年収や労働環境はほとんど決まります。
だからといってすべてが完璧な業界や職場があるわけではありません。
それぞれの業界のもつ特性を理解し「ここに決めてよかった」と思える転職活動にしましょう。
あなたにあう業界が見つかりますように!
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